椎間関節性腰痛と筋筋膜性腰痛
筋筋膜性腰痛は中腰での重量物の挙上や長時間の同一姿勢が誘因となる。前屈制限が特徴的で歩行が障害されることもある。椎間関節性腰痛は体幹の捻転で発症しやすく根症状のない腰痛はケンプ兆候陽性で椎間関節症が疑われる報告もある。
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筋筋膜性腰痛は中腰での重量物の挙上や長時間の同一姿勢が誘因となる。前屈制限が特徴的で歩行が障害されることもある。椎間関節性腰痛は体幹の捻転で発症しやすく根症状のない腰痛はケンプ兆候陽性で椎間関節症が疑われる報告もある。
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後脛骨神経とは下腿部での脛骨神経の本管のことですが現在の解剖の教科書などでは後脛骨神経という名称は使われていないようです。ブロックでは臨床的には使われていますので後脛骨神経ブロックといいます。
このブロックは足根管を中心とした圧痛あるいは足底の痛みに対して行うブロックです。
具体的な疾患としては足根管症候群とかモルトン病というのが適応となります。
後脛骨神経の走行は、後脛骨動脈とともに内果の後方で長指屈筋の間を下行しその際屈筋支帯で覆われた足根管を通過します。後脛骨神経は、足根管を通過した後内側及び外側足底神経に分岐します。内側足底神経は短指屈筋や母指丘筋群を支配し足底内側の知覚を支配します。外側足底神経は、小指丘筋群や中足筋群などを支配し足底外側の知覚を支配します。
患者の体位はいずれのばあいでも足関節はやや底屈位でブロックを行います。刺入点は内果から1横指程上方で、後脛骨神経というのはアキレス腱と内果との間で後脛骨動脈のすぐ隣を走行していますので、この動脈の拍動を触知してこれを刺入点の目安とします。この部位で放散痛が得られたらこの部分で局麻薬2~5ミリ注入していきます。放散痛が得られない場合には、針先をいったん脛骨に当てて0.5センチ程度針先を引き上げてから局麻薬を注入するという方法でも同じようにブロックができます。足底筋群の麻痺が起こり足底部の痛覚消失が起こればブロックが成功したと考えていいかと思います。
脛骨神経ブロック、後脛骨神経ブロックの鍼治療への応用ですが、脛骨神経についてはよく鍼で用いられる委中という経穴がありますがちょうどそれが膝窩横紋中央膝窩動脈の拍動の位置に一致しますのでこの経穴を目安にして直刺で鍼を刺していけば脛骨神経にあてるということができます。足底に向かって電撃様の響きが現れれば脛骨神経に当たったと考えられます。響きが出ないにしても鍼通電などで通電してみた時に足底のほうに電気が走るとかあるいは下腿の深層屈筋群の動きが筋収縮としてみられるとかということであたったかの判定ができると思います。あとは後脛骨神経ですがこれはちょうど腎経脾経のラインでタイケイ三陰交という経穴を刺した時に足底のほうに放散するような響きが得られるような場合があるかと思いますがこれがちょうど後脛骨神経に当たった場合の響きでよく使っている経穴にちょうど走行しているような神経です。また、通電の場合には、母指丘筋小指丘筋の動きが見られるのを目安とするのもいいです。
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脛骨神経ブロックとは下腿後面部の痛みを訴えて脛骨神経走行部に圧痛を示す場合に行うブロックです。大腿後面部下3分の1と膝窩部の2種類のブロックがあります。
脛骨神経は大腿後面の下3分の1の部分で総腓骨神経と別れて下行していきます。大腿後面では大腿二頭筋長頭と半腱半膜様筋に筋枝を出します。総腓骨神経と分かれた後には膝窩動静脈とともに膝窩中央をまっすぐ下行し下腿後面にいたります。下腿後面では下腿屈筋群に筋枝を出します。さらに内側腓腹皮神経という皮枝も出していきます。内側腓腹皮神経は総腓骨神経の枝と合流した後腓腹神経と名前が変わりまして下腿の遠位部、踵部、足背外側の皮膚知覚を担当します。脛骨神経の本管はヒラメ筋の深層をくぐってヒラメ筋と下腿深層の屈筋群の間を下行していきます。そして長指屈筋、長母指屈筋、後脛骨筋、後脛骨動静脈とともに内果の後方を回って足底に向かいます。
大腿後面下部3分の1でブロックする方法は、患者の体位は腹臥位として刺入点は膝窩横紋から4横指(5~7センチ程度)上方の圧痛のある部分とします。この部分は、外側の大腿二頭筋腱内側の半腱様筋腱のちょうど中間部位置します。針を直角に刺入し、下腿後面足底部に放散痛がえられたら局麻薬2~5ミリ注入していきます。大腿後面では脛骨神経と総腓骨神経の走行にハカクがみられるので総腓骨神経も同時にブロックされることがあります。ハカクというのは解剖学的に走行異常という意味になるのですが神経の走行異常奇形ということです。この部分では例えば梨状筋下口部から出た時点では坐骨神経は一本のような形で解剖してみると見えるのですけれどもそれが梨状筋下口部から出た部分ですでに脛骨神経、総腓骨神経に枝分かれしている場合とかそれとは逆に大腿の後面3分の2に下降してきてもまだ2つに枝分かれしていないそういった走行異常がみられます。ですからこの2つに分岐していないところでブロックすると両神経がブロックされるということです。
次に膝窩部のブロックなのですが、脛骨神経は膝窩筋と交差した後腓腹筋のない側頭外側頭の間を下行し、さらにヒラメ筋の深層へ向かっていきます。
患者の体位は先ほどと同様腹臥位とします。刺入点は膝窩横紋中央で膝窩動脈が触れるやや内側部で圧痛のある部分とします。鍼を皮膚面に対し垂直に刺入し、深さ1.5~2センチ程度のところで放散痛がえられたらここで局所麻酔薬2~5ミリ注入していきます。下腿屈筋群足背の鈍麻がみられたらブロックが成功したと考えます。
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坐骨神経をブロックする方法にはいくつかあります。
患者を患側を上にして側臥位にします。健側の下肢は伸展させ患側は股関節と膝関節を屈曲させ膝の内側をベットにつけるようにします。
上後腸骨棘と大転子上縁を結ぶ線を引きこれを2等分します。この中点より垂直下方に線を引きます。中点から垂線を3センチ程度のところを刺入点とします。この部分から皮膚面に対して垂直に刺入し深さ5~8センチくらいまで放散痛が得られる場所を探しながら進んでいきます。放散痛がえられたら数ミリ針を抜いて局所麻酔薬を5~10ミリ程度注入していきます。ブロック効果の発現までは10~20分程度要します。一般的な神経ですとすぐ直後から効果が出るのですが坐骨神経というのは非常に太いので効果の発現までに時間がかかります。この際後大腿皮神経というのは坐骨神経と近接しているので同時にブロックされることがあります。うまくブロックされない症例ではX線透視下で行うことがあります。
そのほかの刺入点の決め方としては、仙尾関節と大転子上縁を結ぶ線を引きその中点で圧痛点のあるところからブロックする方法、あとは坐骨結節と大転子を結ぶ中点で圧痛のあるところからブロックする方法もあります。前者の方法ですと前に述べた刺入点を取ることになります。坐骨結節と大転子の中点ですとその刺入点より下にずれることになります。鍼灸の鍼の場合最初のほうが位置的に上で梨状筋下口部になりますので実際に臨床で用いる場合にはそういったとりかたのほうがとりやすいかと思います。坐骨結節大転子の中点で取ろうとしますと下着をだいぶずり下ろさなければならなくなりますので臨床的にはあまり使いにくい刺入点かと思います。
腹臥位で刺針していった場合には、3寸の鍼が必要になってくると思いますがこのブロックの手技のように側臥位で梨状筋下口を狙っていくのであれば2寸の鍼でも普通の体格の人なら届くかと思います。ちょっと太っている方ですと2寸半3寸が必要かと思います。刺入深度が深くなりますので針先をうまくコントロールする技術が必要となります。まっすぐ刺すためには少し太めの針を用いるといいかと思います。5番~8番。坐骨結節大転子を結ぶ中点であれば3寸という鍼は必要なくて、寸6~2寸で側臥位で届きます。
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坐骨神経は第4腰神経~第3仙骨神経の枝から構成されています。これらの神経で構成される腰神経叢仙骨神経叢は梨状筋下口部から出てくる前に股関節外旋筋群に筋枝を出し次に上殿神経下殿神経後大腿皮神経に分岐し坐骨神経となります。そして坐骨神経は梨状筋下口部から下殿神経後大腿皮神経とともに骨盤外に出て行きます。その後坐骨神経は大腿後面を下行し下部3分の1くらいのところで脛骨神経と総腓骨神経に分かれます。よって梨状筋下口から出て大腿後面の下3分の1で分岐するまでの間が坐骨神経の本管でありこの部分でブロックした場合を坐骨神経ブロックといいます。
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ベル麻痺とラムゼーハント症候群に分けるとベル麻痺のほうが治療効果が高い。発症してから半年以降に起きる後遺症に対してパルス治療で前頭筋、眼輪筋、口輪筋、広頚筋等に2台のパルス機を使い非同期で行うと病的共同運動が改善されてくるのではないかという報告もあります。
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偏頭痛の鍼灸治療は血管拡張性の因子ということですので局所もしくは遠隔部の治療ポイントが多い。緊張型頭痛に関しては後頚部、肩背部の過緊張を改善する。
鍼の治療機序としては、副交感神経、末梢レベル(筋、腱、血管等)では皮膚血流等も含んで交感神経レベルを調整する。脳内の物質も関与している。
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