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2007年9月21日 (金)

陰部神経ブロック

陰部神経ブロックとは、陰部の除痛に対して行われるブロックです。
このブロックは産科領域とくに無痛分娩で多用されているブロックですがペインクリニック領域で行われる機械は少ないです。その理由としては会陰部の痛みに対して除痛を試みる場合には仙骨硬膜外ブロックが簡便なので陰部神経にわざわざ当てずにそのもとの、仙骨硬膜外ブロックを現在用いられることが多いです。
陰部神経は第2~第4仙骨神経の前枝によって構成されています。梨状筋下口から出て坐骨棘と仙棘靭帯の内側を通過して肛門周囲の会陰筋(外肛門括約筋など)と外陰部の皮膚知覚を支配している神経です。
ブロックの方法は枕を殿部の前に置き腰部を高くする様な腹臥位をとります。坐骨結節を触診して坐骨結節を刺入点とします。坐骨結節部に局所麻酔をして、22G直径0.72ミリ長さ7センチくらいを用い坐骨結節めがけてあてて、その後坐骨結節の内腹側方向に(内側やや前方)坐骨結節に掠めるような形で数センチ刺入してここで局麻薬を5ml程度注入します。会陰部の感覚がなくなればブロックは成功したことになります。
適応は会陰部痛ですがペインクリニック領域でやる機械があるとすれば時疾患術後の痛み、腰部脊柱管狭窄症の馬尾障害で会陰部の灼熱感や痛みがある場合仙骨硬膜外ブロックを用いることが多いのですがそれで効果がない場合試してみる手段で用いることはあるかもしれません。
鍼灸治療で坐骨結節の内側に鍼を向けて鍼を打つというのは患者さんの下着などをかなりずり下げなければならないのでここから狙っていくということはなかなか難しいです。代わりに梨状筋下口から狙う手技がありますがそれを応用して位置関係は坐骨神経の下方から陰部神経は出てきますので1~2横指下げたところでさらに針先を内下方に向けるような形で、実際にはこのブロックの刺入点よりは仙骨に近いほうで3寸の鍼が用いられる。
神経ブロックでは、仙骨硬膜外という方法があるので陰部神経というのはあまり使わないのですが、鍼治療の場合は、硬膜外まで鍼をさせないので、末梢枝で狙っていく方法のほうが会陰部痛肛門部痛を訴える患者さんがいた場合にはこういった手技で対応する。

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