中府への刺鍼
静脈刺鍼をさけるには上腕骨外旋位で胸を張った状態で取穴することが望ましい。
解剖姿位では外上方に位置する三角筋や撓側皮静脈が正面に来てしまうからです。
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静脈刺鍼をさけるには上腕骨外旋位で胸を張った状態で取穴することが望ましい。
解剖姿位では外上方に位置する三角筋や撓側皮静脈が正面に来てしまうからです。
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まず左右の腸骨稜の高さをみます。
ついで、上前腸骨棘とベットとの距離をみて骨盤の回旋をみます。
ついで、胸腰椎仙椎の前彎後弯側弯をみます。
そして、腹臥位でできる大腿神経伸展テストを行います。
膝関節を90度屈曲にし、股関節をゆっくり伸展させます。
この状態で大腿神経が伸展されて、痛みが誘発されるかどうかをみます。
陽性率はきわめて低く2~3パーセントといわれています。
上部腰椎での神経根症というのは臨床ではあまり見かけなくSLRやラセーグ兆候のほうが高頻度で陽性になります。
大腿神経伸展テストは、陰性で大腿前面の大腿直筋がひっぱられて伸展痛(ELY兆候)が陽性になる場合は多い。
腰部から腹部大腿内側にかけてのいたみもおきますが、これは腸腰筋の伸展痛です。
次に圧痛や細かな筋緊張をみていきます。
下部胸椎のところから一つ一つ棘突起を丁寧に触診して仙椎尾椎と下がっていきます。
第四腰椎と第五腰椎どの間、第五腰椎と第一仙椎の間が高頻度に所見が現れます。
第五腰椎と第一仙椎の間の椎間関節に問題がある場合にも、その上下の椎間関節に圧痛が検出されることが臨床で多いです。
圧迫骨折がある場合には叩打痛が参考になります。
叩打痛が出た場合には、手拳や打鍵椎等でいろいろ所見をとります。
悪性疾患、感染症なども考慮に入れます。
棘突起と脊柱起立筋の間のみぞの圧痛も一緒にみていきます。
典型的な椎間関節性腰痛の場合には、椎間関節総東部に圧痛が検出されますが、小さな筋肉の圧痛として検出されたりあるいは骨性要素によって圧痛が検出されることなどいろいろあります。
次に脊柱起立筋の内減りは背部の高い位置から緊張を見ていきます。
仙椎の両側のところで圧痛が検出されることがありますので仙骨部の下のほうまで触診をしていく必要があります。
次に脊柱起立筋の外縁のところですが、膀胱経の第二側線になりますけれども、触診します。
第三腰椎の棘突起の高さで、外方3寸のところで腸肋筋が外縁にあります。
そしてその深部には、腰方形筋という後腹壁筋があります。
12肋骨と腸骨稜を結んでいる筋肉で、そんなに厚い筋ではありませんが臨床的に重要です。
L3の外方腸肋筋の外縁腰方形筋部に圧痛硬いしこり硬結をよく触れます。
筋性腰痛の最も圧痛の検出されやすい部位です。
この部位は、脊髄神経の後枝外側枝がこの部位で絞扼されやすい部位でもあります。
L3の外方というのは、腰椎の横突起は他の横突起に比べて非常に大きいですのでそこについている小さな筋肉も障害されやすいです。
さらに腸骨稜に付くところも圧痛が検出されやすい場所です。
次に梨状筋は触診しにくいのですが、梨状筋相当部位に圧痛が出るし、中殿筋小殿筋という筋肉も触診する必要があるし、また、上後腸骨棘周囲の圧痛なども仙腸関節あるいはそれに関係する靭帯の圧痛部位として非常に重要です。
神経学的には、知覚の検査、腱反射筋力テスト、下肢の循環の問題等を確認し病態をはかるということになります。
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リウマチに対する鍼灸手技療法と言うのは、関節の痛みやこわばりを軽減して血行を改善し精神的な安定も得られるため基礎療法として有効な治療手段と考えられます。
現状の薬物療法に鍼灸治療を併用することで、薬物療法だけよりも有意に関節の腫れや痛み上肢機能や歩行機能などの日常生活動作の改善などQOLの改善を認めています。
リウマチの足指、足関節というのは外反母趾そして偏平足そして外反足と多くそれらの変形によって足の裏の関節にできやすいのですけれども、タコ、魚の目なども起きやすく日常生活を著しく低下させていきます。
早期から鍼灸治療をして痛みを軽減して変形を予防していくことが重要で、治療目的としましては、足関節にある距腿関節の柔軟性の確保や足関節の内側にあります三角靭帯の機能維持など足関節の安定を図ることが重要だと思います。
足関節の内果を滑車として使っている筋肉が、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋などです。
リウマチになりますと、これらの筋肉の緊張や逆に弛緩が起こると内側の三角靭帯の機能異常を呈してきますので外反足などの機能異常などを起こしてきます。
したがって、内果の周辺にある経穴の大渓や照海に圧痛があることが多くあります。
大渓は腎経の原穴で、内果の最もとがったところの高さで内果とアキレス腱との間で後脛骨動脈の拍動が触れる場所に当たります。
照海は内果の直下一寸すぐ下に当たります。圧痛が多くあることが多いですのでそういうところに治療をします。
外果を滑車として利用している長短腓骨筋も機能異常を起こしやすい為外果の周辺にある膀胱経の崑崙や申脈(しんみゃく)にも圧痛が認められ鍼治療を行います。
崑崙の位置は、外果の最もとがった位置で外果とアキレス腱の間にとります。
申脈は外果の直下5分のところにあり長短腓骨筋が外果を回って走行している場所に当たります。
まずは、痛み、そして足関節の柔軟性を確保するということで、リウマチの早期は、柔軟性が落ちてきたり体重がのったときに痛みが強くなる為にそれらをできるだけ軽くしていこうということが目的となってきます。
具体的にはアーチの確保や足関節の固定とかを目的とし、治療としては、三角靭帯に対しては後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋の治療、距腿節に関しては、長短腓骨筋の治療をしてある程度筋の機能を高めてから関節のストレッチをしていくということになります。
リウマチは、早期から進行期になってきますと外反母趾とか偏平足になる方が多くアーチがなくなってきます。
外反母趾というのは、中足指節間関節の滑膜腫脹と母指外転筋や短母指屈筋の機能低下が認められるため外反母趾になりやすい。
外反母趾に関しては、足の裏の母指丘筋3つ、一番内側の母指外転筋(母指の中足指節間関節を屈曲して外転)、短母指屈筋(母指指節間関節の屈曲をする筋)母指内転筋が母指丘筋で中足骨の骨頭を中心に3つの母指丘筋がバランスを保ちながら安定に関与しているのですけれども、中足指節間関節の炎症が起こってきますと指骨の外方偏位を起こしまして母指外転筋が外旋させる作用を失って内側四指のほうに母指が引っ張られて外反母趾の変形が起きてきます。
できるだけ早いうちから短母指屈筋の機能低下を高める目的で、母指指節間関節にはお灸で刺激しまして外転筋などには、散鍼や小児鍼でフレアー現象が起こるくらいですけれども痛みの域値を変化させて変形防止に努めます。
偏平足に関しても早期や進行期に起き易いので、鍼灸治療も含めて薬局などに売っている外反母趾防止グッズとか、偏平足予防足底板などを利用してアーチの確保をしていくことが重要です。
足は身体の体重が前部かかってくる為に足指や足関節の柔軟性やアーチの確保を維持することはお客さんのQOLを向上させるのにとても重要です。
距腿関節の柔軟性の維持、三角靭帯の機能回復のため内果外果の周辺の経穴に寸3の2番くらいで1cm程度刺入し、その施術後他動運動で関節稼動域訓練や距腿関節の引き伸ばしを行い距腿関節の柔軟性や三角靭帯の機能維持や外反足の予防をはかるといいようです。
お灸や散鍼での足底腱膜部への刺激は足の裏でのやけどができますとなかなか治りにくいので火傷がおきないお灸にすることと魚の目の上にお灸の刺激を行うと軽減する場合がありますのでそういう場合には少し熱いお灸でもいいと思います。
進行期から晩期の炎症がある程度落ち着いてきて、機能障害の程度が強くなってきたときには、今までの治療に、足指の屈曲抵抗運動をおこない足指の屈曲筋の筋力維持に努めるといいと思います。
靴のことですが、以前は病院で見た目の悪い靴であまり利用されないことがあったのですが最近では靴屋さんでオーダーメイドの足裏のアーチを確保するような気を使った靴も作ってくれるらしいし、スポンジクッションがきちんとあるような靴を作ってくれますので、そういう靴を利用しながら鍼治療を継続していくことが重要だと思います。
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後遺症のみられる患者さんは罹患後1~2年たって治療を希望される患者さんに多いのです(陳旧例)。
代表的な後遺症には、目をつぶると口が動いてしまったり、口を動かすような動作をすると、かってに目がつぶってしまったりする異常性の共同運動で、次には拘縮、3つ目はスパズム、4つ目は食事やおしゃべり等をしているときに勝手に涙が出てしまう(ワニの涙目)がみられます。
末梢性の顔面神経麻痺は、年配のお年寄りなどは1年かかったりしますが、だいたい3~6ヶ月位で治ってきます。
しかし、発症当時麻痺以外に涙の分泌が低下したり、味覚障害、唾液の分泌が低下したり、聴覚の過敏があったりとか随伴症状があったりとか、ラムゼーハント症候群とか、そういう患者さんは6ヶ月過ぎてもなかなか治らなく、次第に麻痺自体は少しずつ良くなってくるのですが、そのかわりに後遺症が出てきます。
後遺症に関しては薬物療法でもなかなか効果がないのが現状なのです。
発症して3~6ヶ月程度なのですけれども、麻痺の程度は強くて将来後遺症を残すのではないかという患者さんに対してどのような治療を行うかといいますと、鍼灸でもマッサージでも温熱療法でもいいのですけれども、できるだけ積極的に治療を行うことが大切です。
パルスをする場合は痛みを感じさせない程度で、1Hzの低周波で筋収縮を軽く確認できる程度で行います。
痛みを感じたり、患者さんが不快に思ったりとか、そのような刺激はなるべく控えたほうがいいと思います。
どうしても、低周波が嫌な場合には置鍼でもいいし、マッサージに変えてもいいと思います。
結局、目的は顔面の表情筋を動かしてあげることが重要だと思います。
自宅での表情運動もしっかりしてもらい、入浴中でもその後でも鏡で自分の顔をうつして一つ一つ表情運動をします。
神経の炎症が起こってダメージを受けた神経がありますが、残っている神経を鍛えることと、ダメージを受けて徐々に再生する神経をより早く正常化させるという意味もあります。
6ヶ月以降に運動療法をしていく場合、自宅での表情運動は、麻痺の直後の表情運動はできるだけ粗大に表情をして筋肉を動かしてあげるが主ですが、後遺症の出てきた運動というのは、粗大な運動をしますと、例えば目を思いっきりつぶると異常性の共同運動のある方は口元が患側のほうに引っ張られてしまいます。
大きな運動をすることで異常性の共同運動を助長してしまうという危険性があるのです。
ですから、後遺症のある方の運動法というのは、(バイオフィードバック療法)鏡を見てまずゆっくりとした運動、、そして決して大きな運動ではなくて小さな運動それから対称的な運動のこの3つが重要です。
具体的には鏡を見ながら目をゆっくりとつぶり、このときに異常性の共同運動のある方は、目をつぶる過程で口元が引っ張られる時点で目をつぶることを止めて引っ張られた口元を手で元の状態にもどす。
これを繰り返し繰り返し行っていきます。
口笛を吹くような口輪筋の運動をゆっくりとしていくと、ある段階で眼輪筋が閉じてきたら、この時点で口笛の状態をそのままにしておいて手指で眼輪筋を広げてあげます。
これは、共同運動の抑制を期待しての運動でしてリハビリでもかなりの効果が認められています。
発症後2~3年の来院の場合は確実に後遺症が認められます。
そのような場合には、週1~2回の程度で治療を行うといいと思います。
鍼の場合は痛みを感じない程度の軽い筋収縮が起こる位で1Hzの低周波鍼通電療法を行います。
目的としてはこわばりを軽減し、2~3年たっていますと筋萎縮も起きていますので、筋萎縮の改善と維持の目的もあります。
それから拘縮を予防し、共同運動の予防です。
自宅での表情運動はバイオフィードバック療法を行います。
日常生活でも、風にまともに当たらないように外出される時は、女性ならば、スカーフをはおってもらうとか、帽子をかぶってもらうとかするとか、マスクをするとかいいと思います。
なるべく冷たい風が顔に当たらないようにするということです。
後遺症のある方はこわばりがあり話しにくいとか顔半分が硬くなっている感じがあるとかありますので、治療直後、こわばりを取ることが大切です。
しかし、2~3日で元に戻ってきますので、自宅でのバイオフィードバック療法を行いこれを徹底しないと現状より良くなることは難しいです。
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膠原病へのステロイド療法による骨粗鬆症での圧迫骨折の二次的に起こる軟部組織の緊張を改善、また骨強化療法でエルシトニンやカルシトニンで長期に薬物療法を行うさいに鍼灸手技療法の併用で疼痛緩和による日常生活の向上が期待できる。
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